活動報告
2020.06.29
一斉休校中の若者の行き場であれるように。サンカクシャが行った緊急支援レポ
3月の一斉休校。
そして4月からの緊急事態宣言。
行き場を失ったり、生活が不安定になったり、若者たちの日常は大きく変わりました。
サンカクシャは、若者がどんな道に進んでも生き抜いていけることを願って、そのときの若者にとって必要な環境をとにかく整える、そんなスタンスで活動しています。
コロナ禍で若者の日常が大きく変わった3月以降、サンカクシャは新たな活動を始めました。
今回は、前後編の2つの記事で、サンカクシャの取り組みをご紹介します!
サンカクシャは3月以降、2つの活動を実施しました。
①休校中の若者に居場所を。タマリバでの緊急支援の実施
②オンラインでのサポートの開始
「オンラインでも、いつでも頼れる場」「働くにつながる学びの場」「自宅でもできるアルバイト」の3つサポート
今回の前編では、3月に実施した「緊急支援」について、実施に至った想いや、実際の若者たちの様子などについて、皆さまにお届けします!
休校中の若者たちに毎日安心して過ごせる居場所を!
3月、一斉休校が始まると、サンカクシャを利用する若者たちから聞こえ出した、こんな声。
「行く場所がない」「食費が不安…」
自宅で待機することが難しいという相談を多く受けるようになりました。
そこで、サンカクシャは3月、緊急でタマリバの開放を週6日の拡大に踏み切りました。
若者たちの行き場が極端に減ったり、生活が不安定になったりしているとき、サンカクシャがやるべきことは若者たちがまず安心して過ごせる場を用意すること、「どうしよう」と思った時に駆け込める場を整えておくこと、なのではないか、スタッフでそう話し合いました。
月曜日から土曜日まで週6日間に拡大、そして昼食・夕食も無償で提供し、若者が困ったら駆け込める場所として1カ月間開放を続けました。
いつでも行ける安心感からか、毎日参加していた若者もおり、のべ150名を超える若者でこの1ヶ月、サンカクハウスはとても賑わっていました。
また、自粛要請によりアルバイトを減らされる若者たちも多く、居場所内でアルバイトができることも大きなサポートになりました。
緊急支援のまとめ
開催期間:3/9~3/27
※外出自粛を受け、3/27 サンカクハウスは一時原則閉鎖に入りました
実施日程:週6回 (月)~(土) 10:00~20:00
参加人数:実数 15名、のべ 168名
実は、タマリバの開放日拡大の決断をすぐにした一方で、開放日増加分の食費や人件費に関しては、半ば見切り発車での実施でした…。
ですが、この期間本当にたくさんの方に支えられて、1ヶ月間開放を続けることができました。
赤い羽根「臨時休校中の子どもと家族を支えよう 緊急支援募金」
真如苑「こども食堂等活動支援助成」からの助成
皆さまからのご寄付 23名 302,000円
食材・衛生品など、本当にたくさんのご寄贈
ご支援いただきました全ての皆さま、本当にありがとうございました。
この期間、サンカクハウスを利用した若者からは、このようなリアルな声が届いていました。
「家にいても退屈だし、どこも行くところがない。ここに来れば友達とも話せるし楽しい。」
「家にいるとグダグダしちゃって、どこか行くとお金がかかるしタダで来れるのがいい。暇で死にそうw」
「家にいるとしんどいので、ここが開いていて本当に助かった。」
しかし、3/27 緊急事態宣言を受け、サンカクシャはタマリバの一時閉鎖をやむなく決定。
そして、4月より、PCとポケットWi-fiの無償レンタルと、オンラインでの活動を始めました。
その内容については、次の記事でお伝えいたしますので、楽しみにお待ちください!
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ライター
大畑 麻衣花
広報・FR担当
活動報告
2020.06.29