特集・企画
2020.12.16
アニュアルレポート2019が完成!代表荒井が1年目を振り返ります。
この度、サンカクシャの2019年度の年次報告書が完成いたしました。
サンカクシャが立ち上がった2019年5月24日から2020年3月までの活動や活動に込めている想い、そして成果などをまとめた一冊となりました。
どの活動も、いつも寄付などでサンカクシャを応援いただき、共に若者を支えてくださっている皆さまのお力があり、継続できたものばかりです。
この年次報告書を通じて、普段の活動の温度やサンカクシャの想いが伝わればと思っております。
アニュアルレポートの中身をご紹介いたします!
学校や社会に馴染めない若者が、どんな道に進んでも生き抜いていけるように
サンカクシャではこの言葉をスローガンに、若者の「社会サンカク」を応援するべく活動を作ってきました。
支援が届きにくい若者でもまず「行ってみよう」と足を運べる場所として「タマリバ」を運営し、そこで気持ちの準備ができた若者が、気軽に自分の将来を考えるきっかけや、社会で生きていくためのスキルアップの機会を得られるようブカツやバイトなどの活動を実施してきました。
2019年度のメインの活動場所は、豊島区と文京区。誌面ではエリアにわけて、前半で豊島区、後半で文京区でのこれらの活動を紹介しています。
P.4-5は、サンカクシャの活動の基盤「タマリバ」の活動について見開きでまとめました。
若者が気兼ねなく遊びに来れる空間を意識して場づくりをしている「タマリバ」は、豊島区のサンカクハウスをはじめとして2020年12月現在都内に3拠点オープンしています。
それまでの経験から自分のことを無力に感じていたり、自分の中に「したい」「できる」という気持ちを持てない若者に、まず行ってみようと思える場になる、ということを大切にしており、気持ちの準備ができてきた若者はタマリバ内で社会と繋がるイベントやワークショップなどに自由に参加しています。
P.6-7は、若者が将来を考えるきっかけや、社会で生きていくためのスキルアップの機会を得る「社会サンカク」の活動のひとつ、ブカツについて紹介しています。
また、サンカクシャのタマリバや、ブカツなどの活動に参加した若者たちの声も掲載しています。
インタビューに協力してくれた若者は、サンカクシャ設立当初から活動に参加している若者で、「高3で、進学か就職かって決断するときにはすごく頼りになった」など、進路選択や就職の悩みといった人生の岐路をサンカクシャの活動に参加しながら選択していった若者もいます。
P.8-9は、同じく「社会サンカク」の活動の中から、働くに挑戦し、自信やスキルを磨くバイトについて紹介しています。
まずは外に出て働いてみる、というところでの挑戦を必要としている若者や、少し慣れてきてパソコンに挑戦してみたい若者など、目の前の若者ひとりひとりに必要な機会を用意できるよう、様々な企業と連携しながら試行錯誤活動を作ってきました。
P.10-11は、文京区での活動を見開きで紹介しています。2019年度は「若者と繋がる」活動がメインとなり、タマリバの運営や、行政と連携し不登校の中高生の家庭への家庭訪問などの実施を行いました。
P.12-13では、財務状況とサンカクシャの活動を寄付で支えてくださったサポーターの方の声などを掲載しています。
「目の前の若者に必要な支援を、常に作っていく」
サンカクシャが若者に関わる上で大切にしているこのスタンスを、これまで続けてこられたのは、サンカクシャを見守り、寄付という形で私たちと一緒に若者を応援してくださった皆さまのお力があったからだと感じています。
サンカクシャは、今年度よりマンスリーサポーターの募集を開始いたしました。これからもサンカクシャは、サポーターの皆さまのお力をお借りしながら、若者の生きていくを応援できるような支援作りに挑戦し続けてまいりますので、寄付での応援をよろしくお願いいたします。
最後は、サンカクシャ立ち上げの1年間を代表荒井が振り返ったメッセージで締めさせていただければと思います。
私は、学生時代からホームレス支援、子どもの貧困をテーマに活動をしてきました。
そこでの経験から、高校生年代のサポートが不足していること、相談意欲が低い若者のサポートが必要なことを痛感し、サンカクシャを立ち上げました。
2019年5月24日に「活動を続けていくことができるのだろうか…」そんな心配の中団体を立ち上げたのですが、ありがたいことに初年度から本当に多くの方にサンカクシャを、サンカクシャにつながる若者を、応援していただきました。
応援者が増えることで若者に提示できる選択肢もサポートも広げることができます。サンカクシャにとって、応援者の皆さまのご支援があってこそ活動できていると日々痛感します。
自分ひとりではできなかったことが、サンカクシャでならできるようになってきました。
2019年度は、居場所を2拠点、若者に企業の人との交流やアルバイトの提供など、皆さまのご支援のおかげで、たくさんの機会を届けられました。
これだけたくさんの方に応援されていると、団体を立ち上げる前には感じなかった責任感が芽生えてきました。
皆さまからのご寄付やご支援、期待を預かっている私たちは、今一度
「皆さまの期待に応えることができているだろうか」
「困難な状況に陥っている若者のために活動をできているだろうか」
しっかりと自分たちや組織、若者、地域、社会に向き合って活動していかなければいけないなと日々感じています。
私たちが向き合っている若者の中は、生まれてから10数年、なかなか周りからのサポートに恵まれなかった若者もいます。
そうした若者が、今いる環境を変えること、頑張ろうと前向きになること、何かに取り組むことは容易ではありません。
翻弄されたり、裏切られたり、少し疲れてしまうこともありますが、何より若者と関わることが楽しく、若者の変化を間近で見届けることができる楽しい仕事が作れていると感じますし、思いをもって活動にあたるメンバーやそれを支えていただいている皆さまが集まるサンカクシャをつくることができて本当に良かったと感じています。
まだまだサポートが必要な若者はたくさんいます。 まだ出会えていない、今なお困難な状況にある若者の力になるためにも、私自身、サンカクシャとしてももっと力をつけていかなければいけないですし、もっとたくさんの人に応援をいただける組織にしていけたらと思っています。
次の1年も変わらず突っ走っていけたらと思っておりますので、あたたかくも厳しい眼差しでサンカクシャを応援していただけると嬉しいです。
NPO法人サンカクシャ代表理事 荒井佑介
若者たちの「いま」と「これから」を、サンカクシャと共に応援してくれる方を大募集!
以下の方法より、活動にあなたもサンカクしませんか?
🎁 サンカクハウスを支えるウィッシュリストを募集中!https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/AYMLR0DLWHJD
🙌 寄付で応援!単発・自由な金額設定から、ご支援いただけます
https://www.sankakusha.or.jp/donation/
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ライター
大畑 麻衣花
広報・FR担当
特集・企画
2020.12.16