活動報告
2020.11.09
居住支援が本格スタート。仕事探しもゲームも、一緒に全力で… !
9月から本格オープンした駒込拠点!この拠点のオープンと同時にサンカクシャは、新たに居住支援もスタートしました 。
駒込拠点は2階建ての広めなおうちなので、ワンフロアを若者が自由に集えるタマリバとして、もうワンフロアは居住支援のためのシェアハウスとして利用しています。
現在そのシェアハウスに4人の若者が入居中!
10月より正式にサンカクシャのフルタイムスタッフになった坂本が、この駒込拠点を中心に若者の個別支援をしています。
今回は私坂本から、居住支援の取り組みと、入居者エピソードをお話したいと思います。
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居住支援は、「自立をしよう!」と家を出たもののまだサポートが必要な若者、家を出なければいけなくなった若者、さまざまな事情で「安心して過ごせる住まい」を必要としている若者をサポートしています。
ただ、住む場所が見つかっても、「住まいは見つかった!これで安心!全部OK!」…とならないのが難しいところ…。
入居に伴う行政手続きや、生活のお金のこと、仕事のこと、これから自分がどうしていきたいのか、向き合わなければいけないことはたくさんあります。
こういった相談をできる大人とすでに繋がりを持っている子もいれば、「頼る大人なんかいねえ!」という若者もいたり、置かれた状況はさまざま。
入居する若者一人ひとりの状況やどうしたいかという思いにあわせて、じっくり話を聞きながら一緒に考え、サポートすることを大切にしています。
例えば…「仕事がない。このままだとシェアハウスの家賃払えない…」なんて状況の若者には、本人がどんな仕事に興味があるか、どんなことが得意か、一緒にじっくり考え、わかものハローワークへ一緒に行って、仕事探し!
「引っ越しするにあたって、区役所で何したらいいかわからん」という状況の若者には、転出届や転入届、健康保険の転入など必要な手続きを整理します。
行くタイミングを逃してしまってるかもな、と思う若者がいた場合は、この日に行こう!と約束をして、一緒に区役所に行くことも。
「もう、仕事探し疲れた…。ゲームしたい!息抜きしたい!」
そんなときには、誘われたゲームを全力で一緒にやります!
初めてのゲームでも、苦手なゲームでもどんなものでも真剣にやります(笑)
たかがゲーム。されどゲーム。
初めてやるゲームに悪戦苦闘挑戦する私に、「右右!」「こっちの武器が良い」「あそこは仲間と行かなきゃ」などと若干スパルタで教えてくれる若者。
正直、苦手すぎて私が嫌になってしまうときもあったりするのですが、それでも、「真剣に」やることを大事にしています。そうすることで、苦手なことを努力している、自分にとことんまっすぐ向き合ってくれる、そんな姿勢を見て、同じように頑張ろうとする感覚を一緒に歩んでいけたらと思っています。
誰でも得意じゃないこと、苦手なことに身を置くのって大変です。転居や進学・就職など、彼らにとって大なり小なり得意じゃないこと、苦手なことなんじゃないかなと思うことがあります。
そこから逃げずに頑張っている彼らに伴走できる、等身大の大人でいられるよう、彼らと一緒に何かをやるとき、私なりに全力でやる、苦手なことでも頑張ることをこれからも大事にしていきたいです!
今伴走しているいろいろな支援が、ストレートにうまくいってほしいと思っていますが、これから予想できないこともたくさん起こるだろう…!と思います。
いろいろな意味で彼らは様々な経験をするのだろうとも思います。もし何かうまくいかなかったことがあっても、私との関係は変わらず続いていきますし、ゲームで私が怒られることも続くでしょう(笑)
どんな未来でも、関係性を持ち続けることを大切にし、これからの活動を積み重ねていきたいと思います!
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この活動は赤い羽根共同募金様の「居場所を失った人への緊急活動応援助成」を受けています。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。
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ライター
坂本 竜作
個別支援担当
活動報告
2020.11.09