「カップ寿司大会」開催〜安心できる居場所で新年らしい体験〜

新年最初の土曜日、1月7日にサンカクキチで「新春カップ寿司大会」を開催しました。

ある若者の「カップ寿司やりたい！」という声に、ボランティアで若者と交流している大人「オトナリサン」たちが応えて実現したこの企画。
当日は、若者とオトナリサンが食材を相談してから近所のスーパーに買い出しに行き、準備をしました。

料理が得意で炒り卵を綺麗に作ったり、寿司めしを慣れた手つきでうちわで仰ぐ若者も。

普段の夕食の予算より奮発したお刺身や牛肉などの寿司ネタが台に並ぶと、ゲームに熱中していた若者たちも集まってきて、楽しそうにカップに具材を詰めていました。

じっくり考えながら美しくトッピングする若者、食べたい具材を詰め込んだ後から寿司めしを乗せる若者など、それぞれの個性が現れる出来上がりとなりました。

サンカクキチは、若者が気軽に来て思い思いの時間を過ごせる居場所ですが、それぞれの興味に寄り添い、「好き」「やりたい」の背中を押すことで主体性を引き出す活動も、ボランティアの方々を巻き込んで行っています。

普段とは違うことをする中で、大人も若者も互いの新しい面や共通点を発見して、距離が近づいていきます。
また、居場所に来たばかりで緊張気味の若者も、何かを一緒にすることを通じて場に溶け込んでいけます。

このような活動を通じて、他の若者や、保護者でも先生でもない大人と関係を築いていく経験を、若者が社会の中で生きていく力に繋げたいと考えています。