サンカクシャ

活動報告

2023.01.27

シェアハウスの関係性

サンカクシャのシェアハウス住人は皆、この住まいを経て「自立」を目指している。

以前、居住者の関係性について話をしていて「この関係性の名前ってなんだろうね」という疑問がでてきた。家族ではないし、“友達”ほど仲良くないし、“同居人”よりは近いような。

お互いに、サンカクシャを頼る背景があるからこの特殊なシェアハウスにたどり着いているという認識はあり、とはいえ背景も性格も価値観も異なるし、サンカクシャ以外共通点がない子も多い。

昨年秋頃、「おはよう、って言ってくれたんです」と目を輝かせて教えてくれた住人がいる。彼女の実家では、挨拶を交わす習慣がなかったそう。
驚きと感動と経験不足で、挨拶を返すことができなかったらしい。「嬉しい気持ちは挨拶を返すことで伝えることができるかも、会釈だけでもできるようになるといいね」と話した。

誰も悪くないけど、相手が不快に感じた可能性もある。この子は「自立」を目指す過程に「挨拶ができるようになる」があるのだなと思った。

最近、彼女は目を見て会釈をしてくれる。
彼女自身も頑張っているし、周りで過ごしている子たちも受け入れたりしながら、それぞれ自立への過程をがんばって過ごしている。その様子を見て、ここに住む人たちは「同士」なんだなあと感じた。あまり和気藹々としていないから、そう見えづらいけど。笑


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ライター

坂本美波

活動報告

2023.01.27