サンカクシャ

活動報告

2023.01.30

この瞬間はつくれない

継続は力なり。

人と接することが苦手な若者も、何度も顔を合わせるうちに、ちょっとずつ慣れてくるようです。

株式会社ブギさんのもとでサンカククエストに取り組む若者は、もともと通信制の高校に通っていて、友達づくりやコミュニケーションに不安を抱えていました。

イバショを通じて元気を取り戻し、今ではサンカククエストにチャレンジするまでになりました。
そんな若者が、イバショの外でも相手と自然にやりとりできるようになるなんて、それはもう驚きと感動!

その日の作業内容について確認するときも、「はい」とはっきり応答ができているし、声色も明るい。 新しい作業の説明もあったのですが、扱う商品を示しながら

スタッフさん「このCDを・・・って、CDって買ったことある?」
若者「いや、ないです 笑」
スタッフさん「えーと、何に使うものかは」
若者「知ってます、知ってます 笑」

なんとも微笑ましいやりとりで、私は爆笑してしまいました!

サンカククエストは成功体験を通じて若者の自信を育む取り組みなので、仕事内容を若者のレベルに合わせていただくことが多いです。とはいえ、お仕事として依頼されているので、一定の成果を上げることも求められています。

そのサポートにスタッフやオトナリサンが伴走するわけですが・・・ こういうふとした瞬間は、どんなにつくろうと思ってもできません。相手のスタッフさんの人となりや心遣い・気持ちが見えるからこそ、若者も自然体でいられるんだろうなと思います。

サンカククエストを通じて、若者を受け入れてくださる企業の方、若者を見守り支えてくださる方のおかげで、若者と大人の心が通じ合うような、エモい瞬間が生まれています。


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ライター

宮本 緑

社会サンカク事業担当

活動報告

2023.01.30