活動報告
2023.02.03
信頼できる大人はいる
ある日、スマホ契約に関する相談をしたい若者と携帯ショップに同行した。相談内容を解決するには複雑な手続きが必要だったらしく、スタッフの方が複数人で3時間近くかけて対応をしてくれた。
この3時間は作業だけでなく、若者の気持ちへの寄り添いも含まれている。親の顔色を見て話す癖がついている彼女は、対面での会話が苦手で、自分の願いや疑問を伝えるのに言葉が詰まってしまったり、声が小さくなってしまったりする。スタッフの方は、彼女の言葉を遮ることなく、声が聴き取り易いようにパーテーションぎりぎりまで身を乗り出し、うなずきながら聞いてくれた。手続きについての説明も、彼女の不安げな表情を見ると言葉を変えて何度も説明してくれた。帰り道の彼女は笑顔で、隣にいた私もとても気持ちがよかった。
こうして、“信頼できる大人は身近にもいる”という経験を着実に重ねていってほしい。周囲の大人を頼りにくかった若者たちが、それでもなんとか手をのばしてサンカクシャに繋がってくれる。その先に繋がる、オトナリサンや地域の方たちの中にも信頼できる人は必ずいる。自分に優しさを向けてくれる人にちゃんと繋がっていく力を培っていってほしいし、そういう機会を一緒に作っていきたいと改めて感じた日でした。おわり。
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ライター
坂本美波
活動報告
2023.02.03