活動報告
2023.03.03
推したいように推せる環境
ある若者と家族に関する話をした際、ダメージが大きかったのか俯いてしまった。雑談交じりに話しかけても、永遠に頭頂部しか見えない。暫く見守っていると、急に顔を上げて「推しのイベント当たったんだけど!」と話し始めた。笑 話の展開に驚いたけど、推しによってダメージ回復しているのは間違いなかった。
そういえば、関わる若者の多くに“推し”がいる。体力が限界でも推しのサイン入りポスターを見に出かけたり、部屋にぐちゃっと置かれた物たちの中で推しグッズだけが整然と並んでいたり。生活の様子からみんなの特別な存在がよくわかる。
ある若者と出会ったばかりの頃、食費を切り詰めて推しグッズに投資する姿が心配になってしまった。もう少し食費とのバランスを、と提案すると「これのおかげで生きてる。いなくなりたいと思っても、この話の続きが知りたいから生きてこれた」と涙ぐみながら教えてくれた。グッズを飾ったり、趣味らしく楽しんだりできるようになったのはシェアハウスに住み始めたからで、それまではグッズを処分されてしまうこともあったそう。
推しがいるだけでなく、推したいように推すことができる環境に居ることでより生きる力が湧くんだろうな。好きでいることで救われるってすごい。これからも自分の好きな人・もの・ことを好きで居続けられる環境を選択していってほしいな。
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ライター
坂本美波
活動報告
2023.03.03