サンカクシャ

活動報告

2023.04.14

希望を育む

若者たちと関わる中で最も大切にしているのは、本人の意思や希望だ。関係を築くと少しずつ教えてくれるようになる。
でも、関係を築いた先に希望を教えてもらえないことがある。その理由は「希望なんてない」だ。

18歳まで、20歳まで、生きていると思っていなかったから、自分のなりたい姿など思い描いたことがないらしい。ある子は遠くを見つめながら、ある子は嗚咽交じりに泣きながら、教えてくれた。
初めてその話を聞いた時、私は結構ショックを受けた。
進学のタイミングとか事ある毎に聞かれる“将来の夢”とか、周りの子が希望を語る中で、生きていない自分を想像していたということが辛かった。

そんな子たちの希望は、どうすれば生まれるのだろう?

ある子が体調を崩した時に「写真を撮りながらお散歩したい」と連絡をくれた。彼女が好きなことだから、たまに一緒にしていたこと。一緒に過ごす時間は私も楽しくて、そんな記憶が、不調の彼女を支える希望になっていた。

身の回りにある好きなことを大切にしていくと、希望になることがあると知った。
数年、数か月先のことが想像できなくても、今ある自分の好きなことを大切にする日々を重ねることで得るものがあるのかな。あってくれたらうれしい。
彼女の好きなことを知り、イベントを企画しようとしてくれるスタッフがいる。サンカクシャは、みんなの好きなことをみんなで大切にしていくよ。みんなのため、だけではなく自分たちも一緒に楽しませてもらうよ~というような空間がやさしくてとても好き。


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ライター

坂本美波

活動報告

2023.04.14