変化を自覚する

先日、サンカクシャの居場所「サンカクキチ」に生ハムが届いた。経緯や届いてからの様子はこちらから。
https://www.sankakusha.or.jp/magazine/20230613/

記事の一部を引用する。
> ちなみに、スタッフが生ハムを切る際、ミスって親指の2％くらい切ってしまい流血事件なんかもありました。

親指を2%失ったスタッフがいた。しばらくの間、切った指が濡れないように、常に片手を上げてお風呂に入っていたそうだ。

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数ヶ月前、仕事環境のストレスによって耳が聞こえづらいときがある、という若者がいた。今は少し休憩中の彼女。先日、ふと思い出して「そういえば耳の調子はどう？」と聞くと「あれ、治ってる！聞こえる！」と驚いていた。

親指だとか、健康だとか、当たり前にあると思っていたものを失うと、日常に大きな影響が出る。
そして、仮に失ったものを取り戻せても、それはまたすぐに当たり前に戻ってしまう。取り戻したことを自覚するのは、案外難しいらしい。

健やかに、より良く、確実に変化していることを、若者自身が気付けるように。これからもサンカクキチで彼らと接していきたい。

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