特集・企画
2024.07.24
2023年度の活動を支えてくださった助成団体をまとめました
2023年度、サンカクシャでは共同生活型のシェアハウスに加え、単身アパートのシェルターを増加。居場所利用者の増加に伴い様々なニーズに応えられるよう、ブカツ(部活)やオデカケ(お出かけ)といったアクティビティの要素のあるプログラムを行いました。またショート動画やライブ配信での「サンカク相談室」からの発信を増やしました。そうした活動を支えてくださった、助成団体をまとめました。
サンカクシャの価値観に共感し、活動を支えてくださっている全ての助成団体の皆さま、ならびに寄付者の皆様に改めて感謝申し上げます。
■ 新規助成金について
○新型コロナ及び原油価格・物価高騰対応支援枠「若者の『望まない孤独』支援モデル形成事業」
家にいられない若者を対象に、避難場所として利用できる夜の居場所を開放。特に夕方以降の時間帯に行く場所のない若者へアウトリーチを行い、若者を孤立させず、家以外の安心できる場を提供し、抱えている問題に寄り添い相談に対応します。
豊島区にある居場所を起点に周辺地域と広域のネットワークを構築することで、若者が地域に住み、働く機会を得るなどの自立に向けた支援を行いながら、若者が生きやすい地域社会システムを模索していきます。これまでの知見と経験を踏まえながら、若者の置かれた状況に関する調査を行い、社会へ伝えていくと共に、行政へ向けた政策提言を行います。
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○第5回若者おうえん基金
夜22時(年度途中で21時に変更)から翌朝5時まで居場所を開放し、あたたかいご飯や自宅以外に安心して過ごすことができる場を提供します。また、対面の深夜の居場所のみならず、オンラインの深夜の居場所も実施します。
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○「2022 年度新型コロナ及び原油価格・物価高騰対応支援助成」「社会的養護アフターケア緊急支援助成」プログラム
コロナの長期化及び物価高の影響により、「家にいたくない」「家を追い出される」若者に対して、サンカクシャでは、アウトリーチ、相談支援、住まいの提供、就労支援を実施。住まいを失う若者が安心できる場を獲得し、仕事が安定し、自立に向かえるよう継続して伴走。具体的には、シェルター(短期利用前提の個室)とシェアハウスの新設・運営、住まいを失う若者を支える企業ネットワークの立ち上げ、全国の居住支援団体のネットワークの立ち上げを行います。
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○令和4年度WAM助成(補正予算事業)
住まいを失った若者が安心して住まいを確保し、生活を立て直すことができるよう、豊島区、板橋区、北区内に、シェルター5部屋新規開設。シェルター入居後は、制度につなぐための同行支援や一人暮らしなど自立に向けた伴走型の就労支援を行い、自立を促します。
住まいや就労支援の提供だけでなく、若者の住まいに関しての課題を周知できるようイベントも実施し、多くの方に若者の現状を伝えていけるよう情報発信にも力を入れます。
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○「令和5年度地域における孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル調査」モデル事業
本調査は、NPO 等が主体となった日常生活における孤独・孤立の予防や早期対応につながる取組の普及を目指す取り組みです。
サンカクシャでは、これまでも孤立している若者とつながるためにeスポーツやSNSなどを活用した取り組みを行ってきました。また、帰る家がない若者のために深夜の居場所開放も開始。今回の取組では、さらにライブ配信を通じて、特に深夜の時間帯に孤独に陥りがちな若者とつながり、オンラインでの居場所を作る先駆的な活動にチャレンジします。
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○ゆずりは基金
2023年5月に設部した「サンカク卓球部」にて、卓球の練習や試合を通じて、”支援”ー”被支援”の関係性を超えたフランクなコミュニケーションをとり、心身のリフレッシュ及び喜びや生きがいの場を提供いたします。
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○赤い羽根 居場所を失った人への緊急活動応援助成第8回
都市部で孤立する若者に対して、都市部のみで支援を行うのではなく、人手が足りず、若者に寛容な地方とも連携することで、新たな居場所作りのあり方や孤立対策のあり方を提示します。
具体的には、都市部で孤立する若者とオンラインや既に連携のある支援機関と連携し、アウトリーチを実施。つながった若者に対して、都市部の居場所の提供のみならず、地方の居場所作りも行っていきます。
すぐに移住や定住することは現実的ではないため、まずは連携できる地方の団体の元に定期的に訪問することを通じて、居場所感を醸成し、都市部以外にも居場所を持っているという安心感を若者に与えていきます。
■ 2023年度受託助成金一覧
助成金名 | 助成金元名 | 対象事業 |
つなぐ助成 | 公益財団法人つなぐいのち基金 | 社会参画:クリ研 |
Panasonic NPO/NGO サポートファンド(1年目) | 特定非営利活動法人 市民社会創造ファンド | 組織基盤強化(23年12月まで) |
Okta for Good(2年目) | Tides Foundation | 社会参画全般(23年12月まで) |
新型コロナ及び原油価格・物価高騰対応支援枠「若者の『望まない孤独』支援モデル形成事業」 | 一般財団法人日本民間公益活動連携機構(資金管理団体:特定非営利活動法人育て上げネット・READYFOR株式会社) | 居場所づくり:居場所運営(豊島区)(24年2月まで) |
第5回若者おうえん基金 | 首都圏若者サポートネットワーク | 居場所づくり:ヨルキチ |
東京海上日動「働く力応援基金」(3年目) | 公益財団法人パブリックリソース財団 | 社会参画:職業体験・職業訓練 |
赤い羽根福祉基金2023年度助成 | 社会福祉法人中央共同募金会 | 居住支援:シェアハウス(東池袋・上中里・大山) |
新型コロナ及び原油価格・物価高騰対応支援枠「親に頼れない若者の独り立ちサポート事業助成」 | 一般財団法人日本民間公益活動連携機構(資金管理団体:公益社団法人ユニバーサル志縁センター) | 居住支援:シェルター2部屋、シェアハウス1件(上池袋) |
令和4年度WAM助成(補正予算事業) | 独立行政法人福祉医療機構 | 居住支援:シェルター5部屋 |
「令和5年度地域における孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル調査」モデル事業 | 株式会社NTTデータ経営研究所 | アウトリーチ |
ゆずりは基金 | 公益財団法人東京コミュニティー財団 | 部活動:卓球部 |
Appl Grant | Apple Japan合同会社 | 社会参画全般 |
Panasonic NPO/NGO サポートファンド(2年目) | 特定非営利活動法人 市民社会創造ファンド | 組織基盤強化(24年1月から) |
Okta for Good(3年目) | Tides Foundation | 社会参画全般(24年1月から) |
赤い羽根 居場所を失った人への緊急活動応援助成第8回 | 社会福祉法人中央共同募金会 | 居場所づくり:オデカケ(24年1月から) |
豊島区生活困窮者支援活動緊急支援補助金 | 豊島区 | 居場所づくり:コシキチ(年末年始の居場所) |
サンカクシャはこれからも、若者ひとりひとりに寄り添い、社会サンカクをサポートする活動を継続、拡大してまいります。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
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https://www.sankakusha.or.jp/support/
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