スタッフダイアリー
2023.09.18
言葉のちから
バイトを頑張っている子が、ちょっと、落ち込んでいる。
職場の環境がとても良くて、話しやすく親しみやすい上司と仕事をしているのだけど、本人のミスが続いているらしい。
面倒見のいい上司から、やる気を褒めてもらいつつ、仕事の成果に関しては、ミスしてるよと指摘が入る。そうやって成長していくものだから、いっぱいミスして怒られるのは大切。そう思っているんだけど
「私、マルチタスクが苦手みたいなんです」
別の場で、仕事のことを聞かれたときに、若者が答えてくれた。まるで上司からの言葉が、ぺったりと心に貼り付いてしまったように感じる。
いや、自覚するのはいいことなんだ。
まして初めてのバイトで、チャレンジし続けていることは立派。私が気になるのは、その言葉を口にする度に、自分に言い聞かせてしまっていないかな、ということだった。自分で可能性を閉ざしてしまうのではないかと思って、私はゾッとした。
上司もその子も批判や評価としてではなく、対話して、受け止め合っているから、ふたりの関係性は強いままなんだけど。信頼している人からの言葉に、強く影響を受けてしまうことはあるかもしれない。
だから、もし次も似たような場面にあったら、なんて言おう。
「その気づきを、これからどう活かしていく?」と提案してみようかな。せっかくなら前向きな言葉で奮い立たせて。
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ライター
宮本 緑
社会サンカク事業担当
スタッフダイアリー
2023.09.18