サンカクキチ流の調理スタイル

サンカクキチの人気コンテンツの夕食。
料理が趣味の僕は、ここにちょっとこだわりがある。

限られた予算と設備の中で、栄養バランスも見た目の華やかさも、可能な限り追い求めたい。
さらに言えば、洗い物は減らしたいからワンプレートでおさめたいし、アレルギーや好き嫌いにもできる限り対応したい。

そんな中で、試行錯誤の末に確立したサンカクキチの調理スタイルは、一品をいくつか（だいたい３つ）のパーツに分けること。
以前見たネット記事か何かで、中華は鍋の中に、フレンチは皿の上に食材を集めると書いてあった。コレだ！と思った。
例えば親子丼の場合、鶏肉と卵と玉ねぎを別々に調理して、皿の上に集める。スプーンでそれらをすくって口に運んだときに口の中で親子丼が完成する。
麻婆茄子の場合は、ナスと肉味噌、薬味に分けて３層構造で皿に盛り付ける。
薬味が苦手なら除けばいいし、肉味噌とナスの量のバランスも取りやすい。一皿の上で完結するから洗い物も少ないし、見知った料理でも一味違った盛り付けになるから見た目も楽しい。

かくして、サンカクキチでの提供スタイルに合った調理の形が出来上がった。
３層の組み合わせ次第で、無限の可能性を秘めたこのスタイルを探求して、若者たちに豊かな食の体験を今後も提供したい。