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活動報告

2023.12.26

インターン体験記 〜スタッフでもない利用者でもない、でも利用者に一番近い存在〜

はじめまして。この夏、キチにインターン生として遊びに来ていましたメイです。
広報画像素材をつくったり、利用者のお話し相手になったりのんびり活動しました。

インターンのきっかけは偶然参加した学校の授業でサンカクシャを知ったからです。同世代を支えるNPOに興味を惹かれました。私も生きるのって大変だなとなんとなく思っていて。
あと2年で親の扶養からはずれることにも不安を感じる。私よりももっと困難な状況に立っている同世代の側で活動することで、何か私自身が成長するのではないかと思い応募しました。たぶん私も居場所を欲している側の1人として成長を感じながら、居場所の作り方、大切なポイントを学びました。

私のお仕事は、イラストレーターやCanvaを使って、広報素材をつくるというものでした。授業で学んだ、アプリケーションやスキルが実際の社会で役立つ、形になる瞬間に立ち会えたことに心が動きました。インターンが終わった後も、デザインスキルを磨くことで、自分の思いや気持ちをデザインを通して共有することを日常化できるようにしていきたいです。

また、事務所で利用者さんやスタッフさんと会話を楽しんだことも私にとって大きな成長につながりました。はじめましての人や、普段どんな生活をしているのかよくわからない人と、会話するのって難しくないですか? 私は、なんとなく苦手です。東京に上京してきて、一番苦労したのが、初対面の人との会話かもしれません。それくらい苦手…

利用する方の中にもなんとなく、私と同じで苦手な方がいたのかもしれない。でも、何回か通って、何回か、どんな人がいるのか人間観察をして、話せるようになりました。何も話せない日も時にはあります。そんな日でも、スタッフさんか誰かが、「おはよ」「久しぶり」「お疲れ」と声をかけていただける居場所があるって素敵で明日も生きていたいって思わせる力があるんだなと強く思いました。私も、活動しながら、救われています。

この経験ができたからこそ、私は、人とのつながりを今まで以上に大切にしたいなと思いましたし、誰かと一緒にご飯を食べたり、会話したりする時間を大切にするようになりました。最近、東京の生活にも慣れてきたなと2年経ちそうな今感じるんです。間違いなく、この夏のインターンのおかげですね。

東京に馴染めない、一緒にご飯を食べる人がいない、相談できる人が近くにはいない。インターン前、なんとなく悩んでいた私ですが、インターンを通して、私の中にあった小さな壁が壊れたことで、今の充実した生活があるような気がします。お世話になった皆さんありがとうございました。

サンカクキチでは、一緒に、夜ごはんを食べます。それだけで、すぐ幸せな気持ちになります。疲れている、焦っているなど、メンタルがやられがちになっている状態で、まともなご飯を食べていない場合、めちゃめちゃ救われます。昨日も、メンタルやられがちな友達のために手料理を振る舞ったんですよ。幸せそうでした。わたしも幸せになりました。

もし、これを読んだあなたが、困っているんだったら、サンカクキチで、でもいいですし、誰かとご飯を食べてみてはいかがでしょうか。

最後に、東京での一人暮らしや独り立ちして、家族の支援が少ない状態で生きていくための大切なことを学ぶ機会をいただけて本当に私は幸せ者だなと思います。
お世話になった皆さんありがとうございました。

執筆者
執筆:インターンスタッフ 細谷 芽生

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2023.12.26