スタッフダイアリー
2024.02.05
ユキニモマケズ
東京は久しぶりに雪が降り続いた。
風もあるから吹雪いていて、服も靴も濡れて、帰り道はちょっとブルーな気持ちになる。
そんなとき下校途中の小学生が、傘をさかさまにして、雪をためているのを見かけた。なんなら口を空に向けて、食べようとする勢いである。こういう無邪気なはしゃぎ方に、すっかり寒いのも忘れてしまった。
朝起きて、天気が悪いと出かけるのがだるくなる。
でも学生時代はそんなことお構いなしに登下校する必要がある。「寒いから行きたくない」とか関係なしに、来る日も来る日も学校に行く。そういう(もしかしたら無理しながら)積み上げていた通学というものが、今の筋力をつくっているのかもしれないなと思うことがある。勉強が好きでも嫌いでも、友達と上手くいっていようがいまいが、毎日淡々と通い続けるだけで、実はエライ大変なことをしていたんじゃないか。
サンカクシャにつながる若者たちは、話を聞いていると、家族や学校のことが理由で、通い続けることが難しかったり、体調不良で休みがちだったり、通信制やフリースクールなど代わりの方法をとっていたりすることもあったようだ。淡々と通うためには、それだけ周りに邪魔されずに「努力できる環境にある」ことなのかもしれない。
だから学校に通う筋力をつくりづらかった若者にとって、週5日フルタイムで働くって、いきなりすぎるような気がする。
今や学校に行った/行かないで、将来が決まってしまうような時代でもなくなったので、本人次第で人生どうにでもなると信じている。ただ、それでも、正社員を目指そうとすると、週5フルタイムを前提とした働き方というのは、すごくハードルが高いよねと思ってしまう。
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ライター
宮本 緑
社会サンカク事業担当
スタッフダイアリー
2024.02.05