「若者への居住支援に関する実態調査」報告書が完成しました

2023年8月から10月にかけて、若者への居住支援を行っている全国の約10団体による「若者への居住支援に関するアンケート」（実施責任者：岡部茜（大谷大学　講師））を実施し、居住支援団体の実態と具体的な政策提言等につなげる報告書を2024年2月に発行しました。

この調査は、若者への居住支援の対象者像および取り組みの内容を見える化することで、既存の制度では対応できていない居住支援ニーズを明確にし、政策的課題の検討を行うことを主な目的としています。
また、これを通して明らかにする各団体の事業運営の工夫や課題についての資料が、現場の支援者の参考になることもねらいとしています。

既存の制度に則らずに任意事業として主に若者への居住支援を行っている民間団体のうち、若者居住支援団体交流会に参加する団体及び参加団体とつながりのある団体で、若者の年齢は明確に設定せず、若者を主な対象として支援を行っている団体を調査対象としました。

この報告書をお読みいただき、少しでも若者の住まいの支援が拡充することに貢献できたら幸いです。

●調査レポートのダウンロードはこちら

はじめに（荒井佑介）
若者への居住支援に関するアンケート調査の趣旨と概要（小田川華子）
調査項目の説明（岡部茜）
調査結果
1 既存の制度に拠らない居住支援のニーズ（岡部茜）
2 若者への居住支援の実際（岡部茜）
3 若者への居住支援の不安定さ（岡部茜）
事例紹介
1 “抱え込み”を起こさない居住支援のモデル〜ちば子ども若者ネットワーク編（竹田明子）
column 約束は、だれとなにを？（竹田明子）
2 居住＋居場所＋社会サンカク〜サンカクシャ編（塚本いづみ・久保菜緒）
column 居住支援の向こう側（竹田明子）
若者への居住支援施策の充実に向けて～政策提言～（小田川華子）
アンケート調査項目
おわりに