立ち止まらずにおすすみください

新宿駅に立つ誘導員が「立ち止まらずにおすすみください」という看板を持って立っていた。
新宿駅南口改札内に新しく誕生した大型ビジョン「新宿BBB(スリービー)」。導入し始めだからか、ビジョンの間に誘導員のおじさんが立っていて、駅利用者に看板で注意喚起している。
新しいビジョンを珍しがって、立ち止まる人がいるんだろうか。それとも駅の安全ウィークなんだろうか。
駅の中では、進むのが当たり前で、急に立ち止まると後ろから来た人にぶつかってしまう。待ち合わせとか、ホームを選ぶのにスマホを見るとか、立ち止まる理由はいろいろありそうだけど。そんなに急かさなくてもいいのになあと思ってしまった。

世の中にあるものの大半が平均化されたものであるように、個人を無視したルールがたくさんある。その流れに乗れないと、周りと違う自分に焦ってペースを崩す。
20代なんだから当たり前と押し付ける社会も危ないけど、その当たり前(理想)に縛られている若者たちも苦しい。
歩みもペースも人それぞれなので、立ち止まってもいいんだと思う。それは若者に限らず。
少なくとも、進んだり止まったりは、自分で決めたい。

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