サンカクシャ

スタッフダイアリー

2024.05.03

ロイヤルミルクティー

21.00 仕事を一通り終えて、久しぶりに学生時代の後輩と会いオシャレなカフェに入る。
奮発して、カフェで頼んだメニューは「ロイヤルミルクティー」
僕は知ってる。舌が肥えている社会人はカタナカが6文字以上続く飲み物を頼む事を。

ロイヤルミルクティーを待ってる間、話は弾み、盛り上がる。そこにロイヤルミルクティーが上品な店員さんの軽やかな所作の元、目の前にきた。
それではゆっくりとあったかいロイヤルミルクティーを堪能させて貰いましょうと思ったその瞬間、携帯のバイブ音がカバンから鳴る。

普段使っている自分の携帯は、ポケットに入っている。
という事は、このバイブの発信源は、、社用携帯!
役所からの電話?、、いや、この時間は役所は閉まってる。
スタッフの方?、、いや、他スタッフから電話が掛かってくる事はまずない。
となると、考えられる可能性は一つ、、若者からの緊急の電話。

今目の前にはあったかいロイヤルミルクティー。

飲みたい。
800円以上するロイヤルミルクティーの出来立てを1番美味しい温度でゆっくりと飲みたい。

この電話を出たら、おそらくそれは叶わない。

バイブが3回、4回、5回と鳴る。
若者からの緊急の電話、美味しいロイヤルミルクティー。

僕は

若者からの電話を取った。

これが若者支援だ。
世の中の生きづらさを解決するんだ。

30分後、電話は終わった。
携帯をしまって飲んだロイヤルミルクティーは、お世辞にも美味しいとは言えない、ぬるいミルクティーになっていた。

後悔はない。もう一杯頼めばいいだけだから。
店員さんを呼んだ。
「ホットのロイヤルミルクティー」
店員さんは言った。
「ラストオーダーは終わりました」

後悔しかない。


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ライター

寺中 湧飛

スタッフダイアリー

2024.05.03