サンカクシャ

スタッフダイアリー

2024.05.10

立ち漕ぎしてほしい

「若者にどうなって欲しいですか?」
この仕事をしてると、多くの方にこの質問をされます。
究極を言えば、自分だけの可能性を見つけて、楽しんで人生を歩んで欲しいと思います。

でもなんか遠い言葉のような気がしてて。

もっと単純で、嘘くさくなく、イメージしやすい言葉何かなと考えたら、見つけました。

「自転車を立ち漕ぎして欲しい」です。

注釈を入れるなら、苦しそうにではなく笑顔でです。

思い返してください。
昔、笑顔で自転車を立ち漕ぎする時てどんな時でした?

お年玉を握りしめてゲーセンに行く時。
何もなかった街に突如出来たドンキ・ホーテの開店初日に並ぶ時。
気になるあの子が消しゴム拾ってくれただけで、自分の事好きなのかも知れないと思い込んでいた高2の夏。

ですよね?

心を動かす楽しみがある時、人は笑顔で自転車を立ち漕ぎする。自転車を立ち漕ぎしてる間、人は何倍にも生きる力を持っている。

もしこの世の中が誰にでも優しく、生きやすくなった時、それは多くの人が自転車を立ち漕ぎしてる社会なのかもしれない。

まぁ、それはそれで怖いけど笑


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ライター

寺中 湧飛

スタッフダイアリー

2024.05.10