サンカクシャ

スタッフダイアリー

2024.05.14

ほしいものはない

面談のときによく聞く質問、「お金があったらほしいものは?」

若者の回答は大体こうだ、「ほしいものはない」。えーほんとに?
まあ私みたいな仕事サポートの担当者から聞かれてるから、ちょっと身構えてるのかな。そうでなくとも、あらためて「ほしいもの」と聞かれると、パッと出てこないのかもしれない。
「お金はほしい」とは言うよね、言うのかな。生きるためになんか必要らしいと思ってるみたいだから。でもそれは生活に必要最低限なもので、お米とふりかけだけで1か月我慢することがない生活費を言ってるよね。最新のゲームが買いたいとか、パソコンがほしいとか、なんなら車やバイクがほしいとか、そういうのはあんまり出てこない。
私めっちゃほしいけど、食洗器にドラム式洗濯機、ドライヤー、試したい化粧品に高級ボールペンに(欲深い)

どちらかというと「やりたいこと」のほうが大きいのかもしれない。
友達と遊びたい、ごはん食べたい、旅行したい、ゲーセン、パチンコ、夜遊び・・・
全然いいよね、それでも。

歯止めがきかなくなるのは心配だけど、逆に我慢しすぎて欲すらなくなっているのかなと感じるときがある。周りが羨ましくなったり、焦ったりする気持ちを抑えつけるために、超ミニマリストになっている(荷物が少ないことと掃除ができないことは別の話)。手に入らないものは望まない、だからその努力も必要ない。そのほうが楽だし傷つかない。
もうちょっと高望みしてもいいんだよーと思うけど、そのためにエネルギー使うことを避けているんだよね。

ちなみに、自分のためにはお金使わないけど、誰かに贈りたいものには湯水のようにお金と時間を使う。他者のためならエネルギーを使える。
そういう人間のいじらしさっていいよね。


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ライター

宮本 緑

社会サンカク事業担当

スタッフダイアリー

2024.05.14