サンカクシャ

スタッフダイアリー

2024.05.27

それがおれの忍道だ

忍者になる話ではない。
サンカクキチで若者たちに広報物の制作をお願いした。A4の紙に文字を書いて、デコレーションするもの。
「ええ~」「字きたないから」と1回は断られるけど、いいからいいからと座ってもらう。
えんぴつを手遊びしながら、でも、あるときえいっと描き始めると潔くやってくれるのは不思議だ。えんぴつで書いては消しゴムで消して、何度も何度もやり直す。
適当でいいよ、なんて言わなかったけど、適当にされることなく、それぞれが時間をかけて作ってくれたおかげで、個性がちゃんと出ている広報物が完成!
上手いとか下手とか関係なく、やりきってくれて嬉しかったなあ。ひとりひとりがアーテイストなんだと分かって、これからお願いごとを増やしてみてもいいかも、とガッツポーズした。

スタッフやボランティアの学生も一緒に制作していたけど、みんな真剣で、誰もお互いの絵を見て「変なの~」と笑うことのない空間。
切磋琢磨という言葉は美しいものの、評価されて、優劣をつけて、しんどくなるなら、まずは自分のやりたいように思いきってみるということのほうが大事だと思う。
それは私が演劇という順位をつけづらい世界で育ってきたからかもしれない(運動部の人たちから見たら生ぬるいかも笑)。でも一応オーディションとかあるから!
「1番にならなきゃ」って焦ったことはないけど、「もっと自分を出せ」と言われる苦しさ。最初は真似事でよいよい。

若者たちにアートって合うと思うんだよね。周りにとやかく言われようとも、自分の信じる生き方を貫く。もちろん苦労は尽きないから、やりきれるだけの周りのサポートも必要だし、そっちに振り切る勇気と忍耐は必要。でもそれができるなら、貫いてみるのもいい。


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ライター

宮本 緑

社会サンカク事業担当

スタッフダイアリー

2024.05.27