活動報告
2024.06.10
女子専用シェアハウス「サンカクハウス大山」の一年半を振り返りました
2022年8月にオープンした「サンカクハウス大山」(女性専用シェアハウス)は2024年3月31日をもってクローズしました。ようやく落ち着いてきた今、私自身も振り返りながら皆様にお伝えさせていただきます。
サンカクハウス大山のクローズが決まった当初は、あまり実感も湧かず正直、無事に閉めていけるかの不安の方が大きかったです。この膨大な数の不用品はどうしよう…。ベッドはあの狭い玄関から外に出せるのか…。
女子達は無事に次の住まいに移っていけるのか…。などなど、まだ不安な気持ちの方が大きくありました。
クローズして2か月が経ち、最近になって、「もう大山に行く事はなくなってしまったんだな~」としみじみと感じるようになりました。
サンカクハウス大山は、2022年8月にオープンしてから、入れ替わりがありながら、およそ10人の女子達の入居がありました。初めての女性専用シェアハウス。私自身もサンカクシャに入って間もなくの頃だったので、右も左も分からずいつも以上に迷走状態でした。女子達も家を出るのが初めての子や共同生活が初めての子も。そんな中、当然、色んなアクシデントがあり、こんなの、やってられるか~と思った時も。それでも乗り越えられてきたのは周りの人の多大なるご支援。そして大山で過ごす女子との時間がとても楽しかったからです。
最近、住人だった女の子に「山嵜さんは、ずっと大山で会っていたからサンカクシャの人って感じがしない」と言われ、「え?私も一応サンカクシャの人なんだけどな~、”サンカクシャらしさ”って何なんだろう」と。もしかしたらシェアハウスというサンカクシャからは少し離れた空間で一緒に夕飯を食べたり、本音で話したり、ふざけあったり、ぶつかりあったり。そんな時間を過ごすことができたからこそ、良くも悪くも対等な関わりができたのかもしれません。
私が私らしく若者と関われる場所でもありました。
飲みかけのコーヒーを置いたまま帰ってしまい、捨てといたからねなんて逆に注意されることも。笑
サンカクシャには色々な背景を持った若者達が居て日々悩み苦しみ涙しながらも今を精一杯生きてくれています。
そしてそんな若者達の力になりたくて日々一生懸命に突っ走っているスタッフ達。時にはすれ違ったり、ぶつかり合うことがあっても、それも人間らしいし、きっといつかはそれぞれの思いが繋がって形に良い形になっていってくれるでしょう。
大山がクローズになり皆んながそれぞれの道への一歩を踏み出し始めました。シェアハウスを出るために大きな一歩を踏み出せた勇気や行動が、これからのどこかで生きる糧になっていってくれると嬉しいです。
シェアハウスで過ごした1年半は私を成長させてくれた時間でもありました。
ちょっとやそっとのハプニングには動じない忍耐力もついたかな。笑
私も、この経験を糧に自分にできることで、これからも突っ走っていきます!
これまでサンカクハウス大山を支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
大山の女子達~!!素敵な時間をどうもありがとう!!
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この活動は、中央共同募金会様の「孤立リスクの高い若者を対象とした就労支援付きシェアハウス事業」により実施しました。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。
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ライター
山嵜明日実
活動報告
2024.06.10