サンカクシャ

スタッフダイアリー

2024.08.19

不安だけど、なんとかなる

自分のことで精一杯、とその若者は言った。

個人的な話で恐縮だが、私は11月に出産を控えている。

最近は若者とその話をすることもあるのだけど、おめでとうをもらったあとに「不安じゃないですか」と聞かれることが多い。もちろん、不安です。

若者にとっては、自分の生活がままならない、働いても食べていけるか分からない今の社会で、結婚して子どもを産むことに不安があるらしい。サンカクシャの若者に限らず、実習に来てくれている大学生も同じことを言った。

まずは自分が幸せになりたい、その気持ちは大事。まだ20代になったばかりだし、いいんじゃないかなと思う。まずは自分の人生を取り戻すところから。

若者たちは親にしてもらいたかったことを、グルグル考えている日もきっとあるはず。そんなときに、自分が親になるなんて、まだ想像できなくて当たり前だと思う(私も本当にイメトレできているか自信はない)。

とはいえ計画通りの人生っていうのもなかなかなくて、いつも心の準備ができないまま、新しいことが始まってしまうから、準備不足で焦るけど、「なんとかなる」と思いながら少しずつ身になっていくんだと信じたい。

この「なんとかなる」が、どれだけ培われているかが、大事なんだろうなーと。

私の根拠のない自信はここらへんからくる。

・家族が助けてくれる

・先輩ママたちに頼ろう

・友達に助けを求めよう

・職場に甘えよう

・行政の制度を使い倒そう

・やばくなったらここに駆け込もう

書き出したら、他者への期待と願望でいっぱい・・・笑

自分がどんなステージやフェーズにあろうとも、他者とのつながりを大事にしていることを感じる。「なんとかなる」は結局は自分の行動次第(=なんとかする)なんだけど、それでも周りに頼れる人がいるかということは、不安な将来を進む上で不可欠なんだと思う。

若者たちに、この「なんとかなる」と思わせるだけのつながりが作れないだろうか。そうすれば、どんな選択をしても突き進んでいける


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ライター

宮本 緑

社会サンカク事業担当

スタッフダイアリー

2024.08.19