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スタッフダイアリー

2024.09.27

なぜ僕がスタッフダイアリーを更新しなかったのか

サンカクシャでスタッフダイアリーを書いて約1年半になります。締切を過ぎてしまったことは多少あれど、毎週1回のスタッフダイアリーを一度も欠かさず執筆してきました。

そんな僕がここ1ヶ月以上スタッフダイアリーを書けなかったのには理由があります。

それは大阪に仕事で行っていた8月の出来事です。

大阪府内に大型台風が上陸するというニュースが飛び込んできて、僕は予定を1日前倒しして東京に帰ろうと新幹線に乗りました。

しかし、台風の勢いは凄まじく、大雨の影響で岐阜県で新幹線は止まり、そのまま5時間ほど新幹線の中に閉じ込められました。

焦る気持ちとお土産に買っていたクッキーはいつの間にか僕の体の中にありました。

「この列車は大阪に引き返します」

車内アナウンスが流れた瞬間、絶望、虚無、悲哀が身体中を襲いました。この時点で夜22時を回っていた僕は知り合いが1人もいない新幹線の車内で、「終わったー!」とサンボマスターの名前わからないボーカルの人くらい叫んでいました。

友達や知り合いにひたすら連絡して、最終的に兵庫県に住む親戚の家に終電で行けることになり、全く土地勘のない大阪の電車を乗り換えアプリを見ながら急いで移動していた時でした。

梅田駅の改札近くに下りのエスカレーターが2つ並んでいました、1つは行列のエスカレーター。もう1つは誰もいないエスカレーター。

箱根駅伝のランナーのように1分1秒を削っていた僕は勿論誰もいないエスカレーターに猛ダッシュ。その瞬間でした。何かに足を取られ、エスカレーターで盛大に転びました。

痛さは無かったですが、足下に違和感があり、見るとそこには居酒屋で1時間前に飲みくれていたであろう人間の嘔吐物がありました。

涙か汗かそれとも嘔吐物が飛び跳ねたのかわからないですが、何かの水滴が頬を伝っていました。

この時23時半を回っていました。

次に続く。


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ライター

寺中 湧飛

スタッフダイアリー

2024.09.27