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活動報告

2024.12.06

「最初は全然乗り気じゃなかったけど…また行きたい!」〜若者と車で6時間、北陸地方への旅行記

虐待などにより親を頼れず、帰る家や安心できる居場所がない若者は、トー横やグリ下などで代表されるような都市部に集う傾向があります。

サンカクシャでは、そういった若者に対して、都市部のみで支援を行うのではなく、「都市部以外にも居場所がある安心感」が生まれるよう、地方での訪問や滞在経験の機会を作っています。

移動には原則、自動車(サンカクカー)を使用。車内は外部から遮断された空間で、目線を合わせる必要がなく、普段話しにくい内容も話しやすくなります。それぞれの若者とゆっくり話すことができ、若者との面談や若者同士の交流の場にもなっています。


10月10日(木)から10月12日(土)にかけて、新公益連盟主催の合宿(金沢)に荒井と釆見が参加するため、3人の若者ともう1人のスタッフも一緒に行くことにしました。

10日(木)、11時にサンカクキチを出発し車で金沢へ。移動中、A君は荒井としゃべり続け、B君は爆睡し、C君は釆見としゃべったりSwitchをしたりと各々ですごしました。19時すぎにようやく金沢に到着。駅構内の海鮮丼屋では、若者たちはとにかく美味い美味いと、海鮮丼の美味さに感動していました。

ホテルに着いてからは、トランプなどして過ごしました。
朝、サンカクキチに来るまでは、渋々な感じをみせていたものの、来たら来たで楽しんでいる様子でなにより。

11日(金)、釆見・荒井は10:00~18:00まで新公益連盟の合宿に参加。加藤が若者3人と富山に移動し、「くらしとしごと相談センター」を訪問しました。

相談センターでは、下記のお話しを伺いました。
・富山は農家、製薬会社、漁業が主だった仕事として多く、移住の受け入れ先としても増えている
・2LDKの家賃で大体7万円 / 最低賃金は時給950円で、大体手取りとして20万円くらい
・気候としては曇りがほとんどで湿度も高く、気が滅入ることが多いかもしれない、冬の積雪量は30cm程度
・富山市の端から端まで車で1時間でいけるような距離。
・富山内だと市街地で遊ぶというよりは、アウトドアで遊ぶことが多く、市街地で遊ぶとなると車で1時間くらいかけて金沢に来るらしい

A君は相談センターの人の話によく相槌を打ち、B君は「スキー場が沢山あるのが良いっすねー」などと感想を寄せていました。「自分でお金を溜めるので、サンカクシャのスタッフと若者でスキーに行きたい」とも。

夜はホテルで、先に帰京した荒井以外のメンバーでゲームを楽しみました。

12日は釆見が12:00まで合宿に参加したのち、合流して東京へ。車中では、ひたすら話をしたり、後半は、釆見が選んだ曲のイントロクイズや、「ウミガメのスープ」という水平思考クイズで盛り上がり、皆でクイズを出し合うなど比較的みんな元気に過ごしていました。

居場所の開放時間中にキチに到着したため、「最初は全然乗り気じゃなかったけど楽しかった~!」と、キチにいる他の若者に向けて方々で話していました。
都合の良い奴らだな!と思いつつ、楽しかったのであればなにより。

と、偉そうにいいつつも、
普段、若者と接する場が少ない自分が、もしかしたら若者以上に楽しんだかもしれない3日間でした。


この活動は、社会福祉法人中央共同募金会様の「赤い羽根 居場所を失った人への緊急活動応援助成第8回」により実施いたしました。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。


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ライター

釆見達也

活動報告

2024.12.06