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活動報告

2021.03.30

「人が生活している」居場所。駒込拠点は、もしひとり暮らししたら…を想像できる場所。

若者の居場所タマリバは、現在は都内3拠点で運営中。

要町は大きなリビングのある一軒家で、皆が気軽に来れる友達の家のような雰囲気。
本郷はワンルームタイプの落ち着けるコンパクトな拠点で、静かに人と話したい時にピッタリ。
そして、駒込は居住支援の拠点のシェアハウスのリビングをタマリバとして開いているため、人の暖かさと生活感を感じられる拠点になっています。

今回はそんな駒込拠点の近況と、そこに訪れた若者の様子をお伝えしたいと思います。

駒込拠点のシェアハウスの住民たちは、タマリバ開放日でも通常運転。
ご飯の準備をしていたり、これから働きにでかける前の準備に急いでいたり、スタッフや住民ではない若者が遊びに来ていても、いつも通りの生活感あふれる様子で過ごしています。

一方で、遊びに来た若者たちはそんな姿の住人を見て、少し驚いていることも😳
自分の家の生活スタイルが案外当たり前じゃないことに気がついたり、自分と同世代の若者がひとりで生活している姿に刺激を受けたり…。

たしかに、友達の家に遊びに行ってもその人の生活リズムまで見えることってあんまりないですよね(笑)

初めて駒込拠点にくる若者は、最初は少し戸惑った様子を見せることもありますが、「家感」が強い場にもすぐ馴染み、住民の若者と一緒になって語り合ったり、ゲームをしたり、ご飯を食べたり、サンカクシャのタマリバらしい、ゆったりとした空気感を共有して過ごしています。

スタッフが仲介せずとも、遊びに来ていた若者が冷蔵庫にある材料で「みんなのごはん作っとくよ~!」と、遊びに来ている若者や住民みんなの分の料理を作り、美味しく食べる、なんて日もあったりします。笑

こんな風に、駒込拠点に遊びに来ると「人が生活している姿に触れる」ということが自然に起こっています。

普段実家で過ごしているような若者にとっては特にこれに刺激を受けることがあるようで、同世代の若者が、家を出て自分で生活しているのを見て、自分はどう過ごしていきたいか、と考えるきっかけになっていることもあります。

ゆくゆくは一人暮らしをしていきたいという憧れが大きくありつつも、どんな家事をするのか、どんな大変さがあるのか、最低限どんなことが自分だけでできればいいのか、わからないこと、不安なことだらけ。そんな若者にとって、駒込拠点で「ひとりで生活してみること」をリアルに体感することは、今後の社会サンカクに向けて若者の糧になっている気がしています。

それから住人の若者たちも、シェアハウスならではの完全にひとりきりではなく人との交流がある暮らしに心のゆとりをもてたり、遊びに来る若者と語らうことを楽しみにしていたりしているよう。 

駒込拠点は、タマリバに遊びに来る若者にとっても、シェアハウスで暮らす若者にとっても相互に関わり合い、それぞれにとって安心して、その先のことを考えられる場所になっているかなと思います。

今後はこの駒込拠点を使って、ひとり暮らし体験のような短期の宿泊利用などを行い、暮らしの面でもひとり立ちする必要がある若者にとって、「好きなことをやりつつも生活していくためにどうしたら良いのか」などを一緒に考え、サポートできる活動を始めていくしていく予定です!


この活動は赤い羽根共同募金様の「居場所を失った人への緊急活動応援助成」を受けています。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。


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ライター

坂本 竜作

個別支援担当

活動報告

2021.03.30