サンカクシャ

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活動報告

2021.04.30

認定NPO法人Kacotamと連携し、学習支援を開始します。

サンカクシャは、今年度より認定NPO法人Kacotam(カコタム)さんと連携しての学習支援を始めました。

Kacotamは、「環境に左右されない楽しい学びの場をすべての子ども・若者へ」を使命として、北海道内で五教科の学習支援にとどまらない学びの場づくりをされている団体です。
そんなKacotamの皆さんがこの度東京支部を立ち上げられるということで、サンカクシャとの連携し、学習支援をこの4月から始めることになりました。

◎連携が始まるまで

サンカクシャでは、これまで「学習支援」はメインの活動として実施してきませんでした。

学習への意欲の有る無しに関わらず、学習支援という看板では出会いづらい若者ともまず繋がり、ひとりひとりに合わせた社会サンカクのサポートを実施するため、「遊んでも勉強しても、何もしなくても、自由に過ごしていい場所」として若者の居場所タマリバを開いてきました。
何をしなくても過ごせる場を求めて、若者が集まって来る姿を見て、家や学校に居場所がない若者に、こうした場が必要だということを実感してきました。

ですが、そんな何をしなくても過ごせる場で若者と過ごしていると、高校進学や大学進学、編入、高卒認定を受けたいなど、様々な理由で自らタマリバ内で学習を始める若者たちが増えてきて、サンカクシャでも学習のサポートができれば、、と考えてはじめていた今日この頃。

こんなタイミングでご縁があり、認定NPO法人Kacotamさんと連携して、学習支援を始められることになりました!

◎学習支援が始まってみて

4月の始動後、さっそくサンカクシャのタマリバに来ている若者も学習に参加。
「教え方がわかりやすかった!」「褒めて伸ばしてくれる…!」など大変喜んでいました。

タマリバに来ている若者は、日頃の定期試験や高校進学など学習が必要な場合もあります。
特に、これまでは試験で赤点を取り続け、もうこれ以上は赤点を取れないといった、ギリギリの場面で相談を受けることが多々ありました。

なので、「どうしたらいいかなぁ」とうっすら思っていながら過ごしているような若者たちの身近に、こうして定期的に学習をサポートしてもらえる場を、選択肢として届けられるのはとてもありがたいなあと感じています。

また、高卒認定など再度学び直したいと思う若者たちにとっても、きちんと意識を学習に向けてやっていく場所もあることで、頑張り続けられるようになるんじゃないかなと思います。

学習会当日は、いつものタマリバの開放日のように、若者もサンカクシャスタッフもKacotamの皆さんも一緒に夕飯を食べるところから始まり、夕飯を食べながら会話を非常に楽しみ、(会話で笑いすぎて泣いてしまう方もいました笑)少しずつお互いのことを知るところから触れ合いました。

その後学習が始まると、若者たちも空気を入れ替えて集中。教材を前に、Kacotamの皆さんを横に、真剣に学習に取り組みました。

久しぶりの学習に苦戦しながらも、側にいるスタッフの方に丁寧に教えてもらい頑張る若者や、どんどん自分で解いていく若者など、こうして学習の機会があることで見えた新たな一面もありました。

普段私たちサンカクシャのスタッフとは「楽しい」を中心に繋がっていた若者たちですが、Kacotamの皆さんとは学習を通じて繋がり、自分を応援してくれる人との出会いを通じ挑戦していく機会の幅が広がっている姿を間近で見ることができました。

サンカクシャとKacotamは、子ども若者と関わるスタンスで共有できる部分がたくさんあり、ここからより手厚く若者の社会サンカクを応援できる活動を実施していけそうで、今後がとても楽しみです。

今後とも、皆さま応援のほどよろしくお願いいたします!


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ライター

坂本 竜作

個別支援担当

活動報告

2021.04.30