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活動報告

2021.06.14

暮らしも就職もサポートするシェアハウス。最近の若者たちは…

駒込シェアハウスでは居住支援として中期の住まいを提供するだけでなく、日々若者と向き合いながら自立に向けたサポートをおこなっています。
緊急事態宣言下では、駒込拠点は居場所の開放については休止し、主に居住者のサポートに注力しています。

スタッフは、週に2日程度定期的に訪問。私は主に食事の提供をしつつ若者の話を聞いて、少しでも仕事や暮らしに不安のある若者たちの気が紛れれば…と願っています。

コロナ禍で居住中の若者は不安を感じているようで。
「時短営業になると給料が減るから困るんだよね」という嘆きや「フルタイムで働きたいけどなかなか決まらない」という不安な気持ちを打ち明けることも。

そんな中、しっかりとした食事をとり、エネルギーチャージをしてもらいたいなと、最近はよくおかずを作り置きしたり、量を多めに作って翌日も食べられるようにしたり。
サンカクシャでは就職先の相談に乗ったり、キャリアコンサルタントの方と連携したサポートを実施したりと就労支援をおこなっています。

若者たちは、こうしたプログラムに参加するのにも、就職活動をするのにも、エネルギーチャージが必要になりがち。
自分なりの方法で、見守っている人がいることが伝わればいいなと思いながら、食事を用意しています。

最近では料理を気に入ってくれたのか、若者が「もっと作っておいて」や「これおいしかった」と言ってくれる日が増えました。
実はあまり料理が得意な方ではなく、毎回献立を考えて作る苦労がありますが、笑顔で会話している若者を見るとその疲れが吹き飛びます。食後に「作ってくれたから」と、自主的に洗い物をしてくれる時も嬉しいなとと感じます。なかなか就職がうまくいっていない時には、面接の前の日にその子の好きな料理を振る舞います。

若者の就労に関する目標や思いはさまざまで。正社員になりたいという考えを持つようになる子、バイトで何とかしたいけど金銭的に不安な思いを抱いている子。「苦手な仕事をうまくこなせない自分に腹が立つ」という愚痴がこぼれたり、1人1人が今の状況と精一杯向き合っているなと感じます。

若者なりの考えを否定せず話を聞きいたり、と、ストレス解消にと一緒にゲームをしたりとサポートしています。

愚痴を言ってすっきりしたり、一緒にゲームをして笑いあったりと、少しは気持ちが楽になっているのかな?と思っています。時には愚痴を言っている間に「もしかしたらこう伝えたかったのかも」とプラスに考えられるようになる若者もいたり。話を聞くことで解決することもあり、そんなときはよかったなと感じます。

コロナの影響もあり生活環境が変化してしまい不安な気持ちで過ごす若者がいる中で、自分は若者にとって安心できる存在として成長をそっと見守っていけたらと願います。


この活動は赤い羽根福祉基金様の助成を受けています。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。


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ライター

坂井麻紀子

活動報告

2021.06.14