活動報告
2021.11.26
企業からご依頼のサンカククエスト・当日をレポート。若者と封入作業の苦労を分かち合い、無事クリア!【サンカククエスト奮闘記】
サンカククエストは、バイトをしたことがない、知らない場所に飛び込んで仕事に挑戦するのに不安があるといった若者が、地域や企業の方から依頼された仕事を、若者がサポートする伴走スタッフやボランティアと一緒に挑戦するプログラムです。
このプログラムを通じて、若者がハタラク経験値やスキルを得て、自信をつけてもらえたらと考えています。
そんなサンカククエスト、クエストの依頼を受け先日実際に実行してきましたので、今回はそちらの様子をサンカククエスト担当スタッフの宮本がお届けします。
今回は、板橋区や練馬区で活動される「株式会社御用聞き」様から、ダイレクトメールの封入作業をクエストとして依頼されました。
今回のクエストは、いつも若者たちが自由に遊びに来る若者の居場所の一部屋にて実施。あらかじめ拠点に資材を届けていただき、作業指示書をもとに、若者1名と、伴走者である私が作業していきました。
・ラベルシールに宛名と差出人を印刷する
・A4サイズのチラシを3つ折りにする
・封筒に郵便スタンプを押す
・印刷した宛名シール・差出人シールを封筒に貼る
・宛名にあわせて内容物を変えながらチラシを封入
・封筒のテープを剝がして封とじ
180枚近いチラシを3つ折りするのは、なかなか骨が折れたようで、若者も指先に力を入れて頑張りました。
「自分のタイミングで指を休めてもいいよ」と言っても、作業ペースが乗ってきたからと、ほとんど休みなく一気に折り進めます。
もともと若者本人から作業系のバイトがしたいという希望は聞いていましたが、彼女が集中して手を動かすところを初めて見たので、彼女なりに自分の性格や得意なことを自覚したうえでの発言だったんだなあと、クエストに参加したことで新たな一面にも気がつくことができました。
集中して作業を進めていると、チラシの枚数が足りないことに気が付きました。
2人でもう一度枚数を確かめて、依頼者へ連絡したところ、預かっていた枚数が違っていたことが分かり事なきを得ました。
今回は彼女が漏れなく丁寧に封入してくれていたおかげで、こうしたズレにも対処することができました!
こんなふうに若者ひとりでは困ってしまうような場面は、クエスト実行をサポートする伴走スタッフやボランティアが関係者と連携をとることでしっかり解決していければと思います。
終わるころには、2人でほっと胸をなでおろしました。
実はほとんど初対面だった私たちは、一緒に苦労を分かち合い、少しだけ距離が縮まりました。
今回のクエストは、彼女にとっては行き慣れた、サンカクシャのタマリバでの作業ではありましたが、他のクエストでは依頼者が指定する作業場や、オフィスに行くことも想定しています。
そうしたときも若者と伴走者が、あらかじめ依頼者と顔合わせをしたり、作業場を下見したりと、初めての環境でも若者が自分らしく取り組めるようサポートしてまいります。
若者を応援するみなさまから、引き続き、若者にお願いしたい仕事のご依頼お待ちしております!
【クエスト募集の詳細】
募集:若者にお願いしたい仕事
クエストを実施する若者:16~25歳ぐらいの男女
(サンカクシャ職員やボランティアが若者のクエスト遂行を伴走サポートします)
クエスト内容:依頼主の方から依頼内容をサンカクシャスタッフがヒアリングしながら、クエスト内容を設計します
依頼方法:下記メールにて受付
費用:クエストに参加する若者には、報酬またはスキル・経験値の獲得を報酬として想定しています。仕事の依頼に関する費用の設定は、設計時にご相談ください。
【お申込み後の流れ】
①若者に依頼したい仕事のお申込み
②ヒアリングをもとにクエスト内容を設計
③サンカクシャが参加メンバーを決定後、参加者と打ち合わせ(オンライン予定)
④クエスト実行
お申込みいただきましたら、後日事務局から面談の連絡をいたします。
【問い合わせ先】
メールアドレス:staff@sankakusha.or.jp
担当:宮本緑
「サンカククエスト」に込めた思いはこちらから
https://www.sankakusha.or.jp/magazine/211029/
この活動は公益財団法人パブリックリソース財団様の「東京海上日動キャリアサービス 働く力応援基金」による助成を受けています。助成団体様ならびに寄付者の皆様に厚くお礼申し上げます。
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ライター
宮本 緑
社会サンカク事業担当
活動報告
2021.11.26