活動報告
2022.08.02
交流だけじゃない!若者が主体的に動くキッカケとなる「ブカツ」の今とこれから
オトナリサンコーディネーターの早川です。
サンカクシャでは若者一人一人の悩みや葛藤に寄り添い、伴走する姿勢を大切にしています。
そのためには、自然な関わりの中で仲を深め、相談ができる関係になっていく必要があるのですが、やはり人間同士、初対面だとなかなか距離が縮まらないなんてことも。そこで、若者と大人が仲良くなるための機会として「ブカツ」を行っています。
今回はそんなブカツの今とこれからについてお伝えします!
「ボードゲーム」での交流が活発に
若者や関わってくれる大人の「好き」や「楽しい」といった気持ちがブカツの起点。
最近は、ボードゲームでの交流が盛んです。
これは私が好きなものでもあるのですが、興味を持ってくれる若者も多く、今では居場所での交流におけるメインツールの一つになりました。
コミュニケーションツールとしてのボードゲームの利点はいくつも。
例えば、
・対面で、プレイの中で会話が自然に発生する。
・若者と大人が対等に競い合える。(若者が大人にルールを教える場面も)
・意外とプレイスタイルに性格が出るので、人となりも感じられる。
などなど。
これらを楽しみながら実現できるのがボードゲームの魅力。
最近ではボードゲームを持参してくれるオトナリサンも現れるようになってきました。今後はひとつのゲームだけを遊び尽くすイベントや、ボードゲームカフェ的なことができればと画策中です!
ボードゲーム以外にも、様々なブカツ企画が現在進行中。
例えば、料理部。
先日の七夕には、お菓子作りが得意な若者が、七夕にちなんだスイーツを作ってくれました。
調理器具を充実させたくて、若者と一緒に合羽橋まで買い物へ。作る料理のバリエーションが増えること間違いなし!
もう一つ、サンカクシネマ(映画部)。
映画好きな若者がいるので、好きな映画を選んでもらってみんなで観ようという「サンカクシネマ」企画も進行中。映画といえばコーラとポップコーンということで、コーラを自作しようという動きも。
サンカクキチでクラフトコーラを飲みながら映画鑑賞する会が近々開催できそうです。
他にも、アート系やDIY系の企画も始動し、徐々に機材を増やしています。
居場所を「利用する」側から「創る」側へ
これまでのブカツは特に交流に重きを置いてきましたが、今後はその流れを汲みつつ、もう少し踏み込んだ活動にしていきたいです。
サンカクシャが関わる若者たちの中には、社会との繋がりが薄いために、様々な経験を積む機会が少ない若者が少なからずいます。
自分のやりたいことや好きなことがまだ自分の言葉では表現できなかったり、口にすることを躊躇してしまったり。そもそも自分のやりたいことや好きなことが分からない、といった若者もいたりします。
私たちはそんな若者たちに、好きなことや楽しいと思えることに対して主体的に動けるような環境や、今はまだやりたいことがなくても、誰かの好きなことや楽しいことに触れることで、自分自身の心のうちと向き合うきっかけを提供できればと考えています。
ブカツを通じて、若者が様々な経験を得たり、居場所を「利用する」側から「創る」側になったり、自分の中の熱量に気づいたり。
さらにはブカツで芽生えた「好き」や「楽しい」を自己実現に繋げられるような仕組みを作っていけたら・・・とも考えています。
まだまだ現在進行形でブラッシュアップ段階ですが、そのプロセスも含めて、次の機会にまたお伝えします。乞うご期待!
若者たちの「いま」と「これから」を、サンカクシャと共に応援してくれる方を大募集!
以下の方法より、活動にあなたもサンカクしませんか?
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ライター
早川智大
居場所事業マネージャー
活動報告
2022.08.02